「投資をしたいけど、何から始めたらいいのかわからない。」と思って、行動に移せてない方が多いのではないでしょうか。
また、「株式投資」と「投資信託」のどちらに投資しようか迷われている初心者の方もいらっしゃるかもしれません。
「株式投資」と「投資信託」の違いを理解し、自分の目的や希望にあった投資方法を見つけるのが大切です。
今回の記事では、
- 「株式投資」と「投資信託」の違い
- 「株式投資」と「投資信託」のリスク
- 「株式投資」と「投資信託」どちらがおすすめか
- 初心者におすすめの証券会社
について説明します。
この記事を読めば、投資に対する基礎知識が付き、第一歩を踏み出せるようになるでしょう。
株式投資と投資信託の違い
株式投資 | 投資信託 | |
運用する人 | 自分 | プロ |
取引時間 | 前場:9時〜11時半 後場:12時半〜15時 ※1 | 当日注文は15時まで ※2 (1日1回) |
投資金額 | 数万円〜 | 約1万円〜(投資信託) 100円〜(つみたて) |
取引方法 | 成行注文・指値注文 | 標準価格 |
利益 | 売却益・配当金・株主優待 | 売却益・分配金 |
購入時の手数料 | 売買手数料 | 購入時手数料(購入時) 信託報酬(保有時) 信託財産留保額(換金時) ※3 |
※2 当日の注文締め切りは証券会社によってことなります。
※3 投資信託によっては信託財産留保額がない場合もあります。
株式投資について
株式投資とは、自分で個別銘柄を選び投資をすることです。株式投資で利益を得るには大きく3つの方法があります。
売却益
株式を購入した時の金額よりも、高くなった時に売り、その差額が利益になります。これを「売却益」といいます。
このように、投資といえば「売却益」のような利益の出し方を想像する方が多いのではないでしょうか。
配当金
配当金とは、企業が出した利益の一部が株主に還元されることです。
配当金は、企業によって還元される金額が異なります。そのため、配当金を目的とした株式投資をしたい場合は、高配当株に投資するといいでしょう。
株主優待
株主優待は、日本独自の優待制度になっており、一定株以上保有している株主に自社サービスの商品や割引券などをプレゼントしてくれます。
例えば、美顔器などで有名な「ヤーマン」は、100株保有すると「株主優待割引券5,000円分」が貰えます。(保有期間1年未満の場合)
参照: 楽天証券
そのため、自分が欲しい株主優待から投資先を探す方もいらっしゃいます。
投資信託について
投資信託とは、たくさんの投資家から集めた資金をファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが運用する投資です。投資信託は手軽に分散投資ができるため、株式投資よりリスクが小さくなります。
なぜ手軽に分散投資ができるのかというと、投資信託はお菓子の詰め合わせパックのように、さまざまな株式や債券などを組み合わせた商品だからです。そのため、一つの株価が暴落したとしても、他の株価が支えとなって損失を小さくすることができます。
投資信託の売却益と分配金
投資信託の利益は「売却益」か「分配金」になります。
「売却益」は、株式投資と同じで売却(解約)するときの金額が購入した金額よりも高ければ、利益になります。
「分配金」は、利益の一部を投資家に分配するものです。投資信託によっては分配金が出ないものもあるので分配金目的で購入するときは忘れずに確認しましょう。
インデックス投資とアクティブ投資
投資信託は2種類に分類でき「インデックス投資」と「アクティブ投資」があります。
「インデックス投資」とは、指数に連動することを目指している投資です。
日経225やTOPIXなどと同じような動きをするので、比較的情報を集めやすく銘柄の分析や組み合わせなどに時間や手間がかかりません。そのため、手数料も安くなるケースが多いです。
反対に「アクティブ投資」は、指数を上回ることを目指している投資になります。そのため、インデックス投資よりリスクがある分、リターンも大きくなるよう工夫されています。
しかし、プロによる情報集めや銘柄分析などの手間がかかるため、手数料も高くなる傾向です。
インデックス投資とアクティブ投資どちらにしようか迷っている場合は、リスク重視なのかリターン重視なのかを目安に決めるといいでしょう。
株式投資・投資信託投資で考えられるリスク
株式投資と投資信託はどちらもリスクはありますが、株式投資の方が経済や情報などに大きく左右されるためハイリスクになる傾向が強いです。さらに、個別銘柄を自分で調べて投資するので、売買するタイミングや個別銘柄選定が利益に大きく関わってきます。
一方、投資信託はすでにプロの方が個別銘柄や債券を選んで組み合わせてくれています。そのため、分散投資でリスクを下げることが可能になります。
また、「公社債投資信託」といって株式を一切組み入れてない投資信託も存在します。ですので、公社債投資信託を選べば比較的ローリスクで保有できるでしょう。
しかし、株式を含んだ「株式投資信託」は、公社債投資信託に比べるとリスクは上がります。ただ、株式投資と比べると分散投資をしている分リスクは少なくなるでしょう。
株式投資と投資信託どちらがおすすめ?
株式投資と投資信託は反対の特徴を持っているため、ご自身の目的や資金に合わせて決めていきましょう。
まず、株式投資はある程度まとまった資金が必要になり、リスクも高いので初心者の方よりもある程度投資の知識や経験をお持ちの方向けになります。
反対に、投資信託は数万円から投資できるので、投資資金がまだ少ない方や個別銘柄選びに不安を感じる方は投資信託の方がはじめやすいでしょう。
さらに、証券会社によりますがつみたて投資なら100円から投資がはじめられます。そのため、初心者の方や投資の勉強をする時間があまり確保できない方は、つみたて投資を検討されてはいかがでしょうか。
このように、どちらがおすすめか一概に断定はできませんが、「初心者か経験者か」や「リスクを抱えられるか抱えられないか」などを比較して決めていきましょう。
株式投資と投資信託が非課税になるNISA
投資の利益には20.315%の税金がかかるのですが、この税金を非課税にしてくれるのが「NISA」という制度です。
NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があります。
一般NISAは株式投資をしたい方向けになっていて、年間120万円まで非課税で投資することができます。
一方、つみたてNISAは100円からつみたてることが可能なので、少額からコツコツ投資をしたい方におすすめです。つみたてNISAは年間40万円まで非課税になります。
しかし、一般NISAとつみたてNISAは併用できず、どちらか1つしか開設できないので注意しましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、興味がある方は参考にしてみてください。
おすすめの証券会社3選
投資を始める上で、証券会社選びは第一歩になります。今たくさんの証券会社が存在するため、どの証券会社を選べばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめのネット証券会社を3つご紹介いたします。
楽天証券
まず、楽天経済圏で暮らしている方におすすめなのが「楽天証券」です。楽天証券ではNISA口座も開設可能で、取引専用アプリが初心者の方でも扱いやすい仕様になっています。
さらに、楽天証券を開設すると、日本経済新聞社が提供する楽天証券専用の「日経テレコン」を無料で利用できます。投資をする上で最新の経済ニュースを知ることは大事なので、日経テレコンを無料で利用できるのは大きなメリットです。
また、楽天証券はポイント運用ができます。まだお金を使った投資をする勇気がない方は、ポイント運用からはじめられてはいかがでしょうか。
ポイント運用をする際は口座開設は必要ありません。しかし、今後チャンスがきた時にいつでもはじめられるように開設だけでもしておきましょう。
楽天証券は、口座開設手数料と口座管理料が無料なので安心です。
PayPay証券
次におすすめなのが「PayPay証券」になります。PayPay証券は取り扱っている日本株と米国株を1,000円から購入できます。特に、米国株投資に興味がある方は開設されることをおすすめします。
米国株は基本1株から購入可能ですが、人気のGAFAMに投資しようとすると1株だけで約1万円〜35万円ほど必要になってきます。しかし、PayPay証券なら1,000円から投資することが可能なので5,000円でGAFAMの株主になることが可能です。
2022年3月31日まで新規口座開設で「最大10,000円分の投資資金が当たる」キャンペーンをしているので、ご確認ください。
LINE証券
最後に「LINE証券」をご紹介します。LINE証券はLINEの公式トーク画面から取引サイトに飛び、株を購入できます。そのため、専用のアプリをダウンロードする必要がありません。
さらに、LINE証券は日本株を1株から購入することができるため、少額投資が可能になります。基本日本株は100株からしか購入できないので、まとまった資金が必要になるのですが、LINE証券を使えば株式投資のハードルを下げることができるでしょう。
今なら、新規口座開設とクイズに答えるだけで最大3,000円相当の株購入代金がもらえます。元手0円で投資が始められるチャンスです。
リスクゼロで投資をはじめられたい方は、キャンペーンを利用して投資を体験されてみてはいかがでしょうか。
投資は余剰金ではじめましょう!
ここまで「株式投資」と「投資信託」についてまとめてきました。どちらも元本保証はなく、大なり小なりリスクはあります。共通して言えるのは「投資は余剰金ではじめましょう」ということです。
給与や貯金を全部投資にまわしてしまうと、投資で損失がでた時に冷静な判断が難しくなり、ギャンブルのようになってしまいます。
そのため、まずは生活防衛資金として必要生活費の6ヶ月から1年分を貯めましょう。その後、余った資金で投資をはじめる方が心に余裕ができ、正しい判断がしやすくなるでしょう。
楽天証券は、資金がなくてもポイント投資から始めることができます。楽天カードの支払いをポイント払いにすることも可能なので、楽天ポイント投資からはじめてみるのもいいのではないでしょうか。
PayPay証券とLINE証券は、少額から始められ、リスクを下げることができます。資金が少ない方や、初心者の方におすすめの証券会社です。
投資の第一歩として、まずは証券会社の開設をしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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